2022-12-23 地域生態システム学実習Ⅱ「里山管理フィールドワーク」
今日紹介するのは、農学部 地域生態システム学科1年生の「地域生態システム学実習Ⅱ」の授業。
この授業では、全員必修の農場実習に加えて、生態、森林、農環工、共生の各分野にあるいくつかの実習ルートの中から、2つを選択して受講するんだワン。
今回参加させてもらったのは、森林ルートの実習の一つ「里山管理フィールドワーク」。
戸田浩人教授と学生さんと一緒に、野外実習に行ってきたワン!
府中キャンパスから、電車やバスを乗り継いで約100分。
実習をさせていただく都立野山北?六道山公園に着いたワン!
さっそく、待ち合わせ場所の里山民家前で、公園管理者とボランティアの方に、この公園の歴史や成り立ちの説明を聞いたワン。
写真1枚目、2枚目は、説明の様子。
紙芝居も使っての説明、とってもわかりやすかったワン!
その後、学生さんたちと一緒に、コナラ林とアカマツ林で、笹刈りを行ったワン。
まずは、写真3枚目のように、ボランティアの方の注意事項を聞いたあと、写真4枚目のように、カマを使って丁寧に笹を刈り取ったワン。
最初は慣れなかったカマも、使っているうちに徐々に上手に使えるようになったんだワン!
ここのコナラ林では、老齢化した樹を伐採することで、切り株から新しい芽を出させ(萌芽)、その萌芽を育てることで、林を若返らせる「萌芽更新」を行っているワン。
アカマツ林は「天然更新」をしているワン。
天然更新は、樹を伐採した後、植林を行わず、自然に生えていた苗木や、落下した種から樹を定着させる方法。
自然の力で森林の再生を図るんだワン。
実際に樹木の様子を見ながら、里山管理について学べるのは、この実習の大きな魅力の一つ。
ハッケンコウケンも学生さんたちと一緒に作業しながら、林の植生を観察したワン。
刈った笹は、写真5枚目のようにみんなで集め、ビニールシートに乗せて集積場へ持っていったワン。
当日は、たくさんの学生さんが参加したので、いっぱい刈り取れたワン。
写真6枚目は、使ったカマを砥石で研いでいるところ。
カマのお手入れの仕方も教わったワン。
よく使う道具をより長く、気持ちよく使うためには、正しいお手入れ方法を学ぶことも大切だワン。
野山北?六道山公園には、豊かな自然だけでなく、狭山丘陵周辺に実在した江戸時代の民家を新築?復元した里山民家があるワン。
写真7枚目は、囲炉裏端。
温かくて気持ちが良い空間だワン!
写真8枚目は、民家の横に積んであった薪。
囲炉裏や薪ストーブに使うワン。
薪は、里山の木々から得られる循環型の資源なんだワン。
午後は、広い公園(都立公園では最大の260ha!)を散歩しながら、公園の管理状況などについて学んだワン。
公園のインフォメーションセンターでは、写真9枚目のトウキョウサンショウウオにも会ったワン!
この実習では、しいたけ原木や薪炭林、堆肥のための落ち葉の採取で使われていた森林の更新?管理方法を学んだだけでなく、都市に近い「里山」での、今後の森林の利用と管理について考える機会もあったんだワン。
写真10枚目は、今回の実習に参加した学生さんたちといっしょに撮った記念写真。
みんなおつかれさまだワン!
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- 農学部地域生態システム学科
- 農学部地域生態システム学科 戸田浩人教授 研究者情報
- 農学部地域生態システム学科 戸田浩人教授 研究室ウェブサイト
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